aoihonoko’s diary

主に羽生結弦くん

喜びの後の辛い気持ち、そして時間が経ってからの涙と良かったねと思う気持ち

2022年6月26日(日)。

Fantasy on  Ice 2022 in SHIZUOKA

今日大千秋楽日を迎え、全てのツアーが終了しましたね。

最終日の様子がぼちぼちとブログ主さん達の記事からあがってきて、動画や出演者のスケーターさんやコラボしたアーティストさんたちのツイートやらインスタから、皆さんが涙、涙の最終楽だったとしみじみとした感情を感じています。

アンコールで新妻聖子さんの歌声とNAOTOさんのバイオリンで羽生結弦くんがノートルダムドパリを滑ったこと、最後の羽生結弦くんの挨拶で彼が「本当に幸せでした」と叫んだこと。

今は全ての優れた才能を持ったスケーターやアーティストたちがその持てる力を全力で出し、ぶつけ合い、表現し、素晴らしい本当に魔法のような世界を作り上げたのだと思います。

羽生くんの150%でプログラムをショーを作り上げようとする姿が、回りのショーに参加する人々を触発して、全ての力が合わさった時、夢のような世界が現れるんだろう。

最終日、ライブビューイングで観れたら良かったな。いや会場で観れるのが一番なんだけど、この時私は静岡から自分の住む県に帰るため、静岡空港にいた。

この時私は悲しい気持ちを抱えて「もう遠征(ショーも遠征というのかな?)はやめよう」と思っていたんだ。

前日土曜日公演を観た。プレミア席で初めてリンクの近くで最前列。ショートサイドの南側が最高の場所なのだがそこではない。そこだったら良かったのになあとプレミア席が当たっただけでもありがたいことなのに、だんだん人間て欲深くなっていくものだね。

すみません。

入場して自分の席に着いた時は高揚した。隣りの方が話しかけてきて、すぐに羽生ファンだと知った。凄く溢れる思いが出てきていろいろ話して、またその方の横に座られた方も羽生ファンで話が弾んだ。彼女たちもプレミア席は初めてだということで、(実は私は昨年末のメダリストオンアイスでプレミア席だったけど、その前にスーパープレミア席があったから最前列ではなかった。全ての演技が終わりフィナーレでスケーターたちがリンクを周回して手を振ったり挨拶してくれる時に氷の近くでバナーを振るのが夢だったんだ。そして目の前で羽生くんが笑顔で手を振ってくれることが。

氷と席との間に通路があったのだが、(これで西側とわかりますね)プレミア席の人はリンクの際まで出られるので、その時をワクワクしながら待つ。


私はプレミア席が当たってから羽生くんに見て貰いたい一心で新たにバナーを作った。自分が買った雑誌やポストカードの中から写真を決めてそれを入れる。回りの色やデザイン、名前の文字、色を決めて、伝えたいメッセージを入れて旗やさんに頼んで、なかなか良いものが出来上がって、それを持参してきた。そしてスケーターたちの周回の時、羽生くんが東側からこちら側に向かってくる。私はステージ側の端、西側の始まりの位置。

ずっと目を離さず羽生くんを見る。そして羽生くんは私の方を目の端にチラッと捉えたかどうかの感じで目の前を通り過ぎていった。

その後も視線が合うことは無く、目が合って笑顔を見せてくれたのはアンサンブルスケーターの男性の人だった。全てが終わって私の座席横に座っていた二人に会場出口に向かって歩きながら聞いてみた。「羽生くんと目が合いました?」二人は「チラッと合ったような気がする」って答えた。

私は一人、予約していたホテルに帰ってから「私何やっているんだろう」と思った。あまりにマジで引いたかなとか考えてしまった。10代や20代の若い女性ならともかく、私はいい年をして何をしているのかと。

そこでの「もう遠征はやめようかな」である。

翌日今日月曜日、仕事に出てから同僚にその話をして、私がバナーを持った写真を隣りの方が撮ってくれていたので、それを見せた。

同僚は「わぁ綺麗な色の素敵なバナーですね。全然引くとかそんなことないですよ。それに羽生くんはそんなこと思うような人じゃないですよ」と言ってくれた。まああながち社交辞令とも思えなかったので、少し慰められた。

その後Kosumo70さんのブログを開いた時に、「書楽遊人しろさんのツイより」と紹介されていた言葉の中にハッとするものがあった。以下

「良きファンとは、TOになることでも、推しから認知されることでも、イベ全通グッズ全買いすることでも、人生の全てを推しに捧げることでもない。

良きファンとは、推しの顔に泥を塗らず、推しの笑顔を見守り、推しを言い訳にせず、自分のできる範囲で推すことで推しとの信頼関係を築くことのできる人。」

私はね、「推しから認知されることでもない」この言葉が突き刺さった。

私が思っていたことはまさにその事だったなあと。

羽生結弦の演技が見たい」

ここが原点だったはずなのに。

ところでTOとは何だ?と思って調べたら、トップオタクってことでした。